賢者の龍

賢者の龍

賢者の龍 後ろ姿

賢者の龍

己の「ほんとう」を
「ほんとうに」話すがよい
それができたとき
賢者の龍は
おぬしの問いに答えるだろう
ほんとうを
ほんとうに
話すことができなければ
其処に辿り着くことすら
叶わぬだろう


作品概要

  • 黒陶土
  • 透明釉、イッチン描き、下絵の具

 

賢者の龍は、どんな問いにも答えてくれるという。
しかし、どこへ行けば出逢えるのか、誰も知らない。
かすかな手がかりをたぐりよせ、そこへ至る道を見出す者もいる。
その者を待ち受けるのは、門番。
尋ね人は、まず門番からの問いかけに応えなくてはならない。
自分自身の「ほんとう」の「ほんとう」を答えなくてはならない。

ある架空の世界を設定し、そこで展開される物語の一幕としての龍を造形した作品。
【関連作品】勾玉龍絵皿 阿吽黄龍・黒龍